震災とひとのよぶ
大きな地震があった

うたえるよろこび ひとのかなしみ
うたうと涙があふれる

ガソリンがなくて車のはしらない
工場のうごけない

空は澄んで いろも違って見えた
青い青い空に 澄むほどに かなしみが渦巻いている

屋上に立ち ない雲をはらうように みえない翳りをはらすように
とどくように 遠くへとどくように うたう

自粛とよばれる行いにより お花見はないらしい
それはひとの勝手だけれど

さくらはさく
誰もみなくても 誰に気づかれなくても

花は咲き 風はふき 水は流れ 葉は繁る
陽はのぼり 空はあおい

何がおころうとも 何もおこらなくても
花は咲くために芽吹く

花が咲いてもしかたないから ほかに何をしようか
なんてあるわけないね

いのちのつづくかぎり
さくんだよね