まる

次男がピアノを弾いています。このまえまるをもらった曲。
きれいで、私も、思わず一緒にくちずさみます。
そしたら、次男が言いました。
「これ、暗譜してないけどまるもらった。先生が、も一回弾いてごらん。ママが一緒に歌いだしたら合格。暗譜できてなくてもまるあげるって言って、ママがうたったからもらったの」
ええー!そうだったの?知らなかった。
彼らのレッスン中わたしは、隣の台所で夕食の支度をしています。時々、うたったり、おどったり?しています。
が、確かに、同じ曲でもいつもうたいだすわけではないのです。
その時も、はじめはうたっていなかったというのです。
耳に入っていなかったということでしょうかね。
最後の一回、私が歌いだしたというわけです。
この曲は彼の好きな曲になりました。
それから、一週間。
「あ、弾けた。覚えてる。」
暗譜をしてしまったのです。たくさん弾いているうちに。
もしあの時、暗譜がまだだからと、まるをいただけなかったら、
一週間たった今もまだ暗譜はできていないかもしれません。
何より、曲を好きになって、たくさん弾いてくれることはなかったと思います。
長女も同じ経験があるといいます。
だから、今回も、私が歌いだしたときに、
「あ、やったじゃん、まるだ」と、密かにおもったそうです。
そのとき、できていなくてもいいじゃないですか、ね。
この先生、私の伴奏をしてくださる方なんですが、つくづく有り難い。
親子でお世話になっています。